Keepin' your mouth shut

今日あたくし、とっても嫌な目にあいました。

それは昼過ぎ。
何件かDVDを送らなければならない作業があり、おうちで準備をしておりました。
すると、ワレモノを梱包するのに必要な例のクッション入り封筒(?)ですか?
あれが無いんですよ。

なので、DVDを用意し、封筒上部に宛名を書き、駅前の文具屋さんへ向かいました。

そして無事クッションを購入。あとはコンビニで宅配便を送るわけですが、
その前に購入したクッションで梱包しなきゃなりません。

そこで駅前のFreshness Burgerに入店しました。
座って落ち着いて梱包しようと言う魂胆です。

アイスコーヒーを注文。
番号札を渡され、席につきました。

そして梱包の作業。

するとアイスコーヒーが到着。

梱包をすませてから飲もうと思い、とりあえずコーヒーは
そのままノータッチ。

すると隣の席に中年サラリーマンが2名やってまいりました。
そのうちの1名が席に着いたそのとき。

僕のアイスコーヒーが倒れました。


サラリーマンAのカバンが激突して。
まだ手つかずのコーヒーだったのでたっぷりの液体が
梱包途中の封筒にかかりビショビショに。

おいおいおいおい。

すかさず僕の隣の席に座ったサラリーマンA氏を見つめました。
とうぜん

「す!すみません!」


と来るでしょう。

そこで僕は寛大にこういうつもりでした。

「いえいえ。仕方がないですよ。」



そしてリーマンA氏を見つめること数秒。
完全にシカトされてます。。

え??なに?気づいてないんですか?
ぼくちんのコーヒーが封筒にかかって大変なことになってんですけど。。

あまりにショッキングすぎてこっちからすぐに声をかけようと言う
発想にならずしばし唖然。
いや、でも単に全く気づいてらっしゃらないだけなんだろう。

そう思っていると店員さんがやってきて、僕のコーヒーを拭き始めました。

「あ、どうもすみません。」



なんでおいらが謝ってんのよ。。。

するとその店員さんが隣のリーマン2人組に声をかけました。

店員さん:「お客様〜。」



そうだそうだ!こいつがこぼしたんだ!言っちまってください!

店員さん:「お飲み物すぐにお持ちしますので少々お待ちください。」



ちが〜〜う!そこじゃない。こいつがこぼしたんです!と、思っても証人はゼロ。
くそう。これは自分で言うしかない。
必死にリーマンAを凝視して、今まさに口を開こうとする僕。
でも一生懸命拭いてくれている店員さんを目の前に、
やっぱりまずこれをかたづけなきゃ。と、席を立ち僕自身もナプキンを取ってきて
テーブルをちょっと拭いてみたりしました。

ついでに梱包途中だった封筒からDVDを取り出して拭いてみたり。

その間となりのリーメン(複数形)は完全に何事も起きていないかのように平然と
振る舞っておられました。

そしてなんとか全てを拭き終わり。。
リーマンの方々も飲み物を飲み始め。。全くもって僕のコーヒーをこぼしたのは
あなたなんですよと言う事実に気づいてらっしゃらず・・。
なんと言うか、、、リーマンにしゃべりかけるタイミングを逃してしまった感じです。
それに逆隣にはちっこい子連れのお客さんが。。こんなとこでもめ事も面倒くさいし・・・。

結局不服に思いながらも無料でもらったおかわりコーヒーを飲み干し、
送らなきゃならないDVDもあるので、僕は店を後にして家に戻りました。
封筒が塗れちゃったので最初っから梱包し直しです。
駅からの往復+梱包のし直しで約30分が無駄になり、
送信用紙+封筒×3部 が無駄になり。

腹は立つけど、そもそも何も言わなかった自分がやっぱり悪いんだと言い聞かせ。。。


ところが、後になって思うとあのリーマンたち、やっぱりたぶん
気づいててシカトしてたんだと思います。と言うか絶対です。
絶対絶対絶対です!

だって隣のテーブルです。
自分が席に着く時にはこぼれていなかったコーヒーが、
席に着いた時にはこぼれていたら。
あれ?っと思いますよね。少なくとも見ますよね。こっちを。
それが、今思うと、最初にチラっと見ただけでその後は全くこっちを見なかったのです。
チラリとも。店員が片付けてくれているときも、僕がリーマンAに視線を送っているときも。

しかも僕が店を去るとき、すごい勢いで2人して僕を見ていたんです。
思い出せば確実に気づいてて知らんぷりだったと。
思い出せば思い出すほど、彼らが分かっててシカトしたと言う事実が明確になって行き、実にいや〜な気分になりました。

もうあまりに気分が悪いので、「てんや」に行って
「清流うなぎと四万十川青海苔天の天丼」に
トッピングでナスを追加してビールまで頼んじゃいましたよ。

その時気づいたのです。

「てんや」旨いぜサイコー。
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米と牛

はろー。みなさま。アメリカからやってきました。P-38です。

帰国後、一番最初の食事は[吉野家]の豚丼。そんなもんです。

2月に1日だけ[解禁]してみたものの、未だに牛丼復活が出来ない日本を代表する牛丼屋、[吉野家]。「牛 焼肉 丼」に「牛 鉄鍋 膳」。
そこまで来たら牛丼やれば良いじゃないか、と思うのだが。何がやりたいのか良くわからないおちゃめなお店である。

現在は築地本店で「牛丼」が食べられるそうだが、それ以外にも牛丼を食べることが出来る店舗がある。
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【松屋】ポークグリル定食

ポークグリル定食アメリカ牛と言う主力選手を失ってから早くも1年。競合[吉野家]は未だ牛丼復活を実現できずに右往左往しているがこちら[松屋]は安定したメニュー提供、中国産牛肉を使っての「牛めし」復活と、非常に良好な戦略を貫き通している。

そんな中、割と最近登場したメニュー、「ポークグリル定食」がなかなか良い。値段は580円と、現牛肉勢と比べればボリューム的に考えてもリーズナブル。注文時に「胡椒多めで」と言うとちょいとスパイシーになって、後半冷めてきても安価な豚肉のアラが分かりにくいのでお勧め。

実はこの「ポークグリル定食」。なんとなく[二郎]を彷彿とさせる所がある。方や定食、方やラーメン、と全く共通性が無いように見える両者の知られざる類似点はいったいどこにあるのか。

まず、[松屋]でこの定食が運ばれてきた瞬間にいわゆる「二郎臭」に近い臭いを感じる。その主たる原因は「豚肉+ニンニク」と言う組み合わせではなかろうかと思う。「ポークグリル定食」では豚肉の上に「ニンニクバター」なる物が乗っているのだ。ニンニクに加え、バターは動物性脂と言う意味で[二郎]に見られる「背脂の香り」の代用をなしているのかもしれない。

そして調味料として醤油をかければかなり「二郎っぽさ」が倍増する。醤油+ニンニクバターがかかった豚肉を頬ばれば舌から脳に伝わる信号は限りなく[二郎]を食べている時とシンクロし、僕の記憶の中の「二郎の味」を意識の表面へと引き上げてくる。

さらに「二郎っぽさ」を演出するアイテムとして、同定食には「ヤサイ」が付属する。[二郎]と「ヤサイ」は切っても切れない赤い糸よりも太い絆で結ばれている。しかし[松屋]のヤサイは「生野菜」。[二郎]の場合は「茹でヤサイ」。野菜の種類も違う。それなのに野菜を食べて「二郎イズム」を感じられるのは一重に「キャベツ」の努力のたまものだろう。これは恐らくはコストを抑えるためと考えられるが両「ヤサイ」の主成分は「キャベツ」なのだ。豚肉、ニンニク、動物性脂、キャベツ、醤油、を同時に口に含んだ状態はきわめて「二郎チック」となるのだと思う。

しかしラーメンと言えば「麺」だ。特に[二郎]に置ける「麺」は単なるラーメンの「メン」と言う枠には収めきれないほどの「自己主張」がある。「麺」なくして「二郎ィック」さを語ることなど出来るのだろうか?果たして「麺の代わり」を担っているのは何者なのか?

それは「ご飯」だ。考えても見てくれ。両者の炭水化物っぷりを。「松屋基準」だと米の炊き具合は「やや固め」だ。その噛み応えを含め「ご飯」「ヤサイ」「ブタ」と同時に味わった時の感覚が「二郎ワールド」を極めて正確にトレースするのではないだろうかと僕は考えた。

そんな訳で僕は「ポークグリル定食」と[二郎]の類似性に「たんなる偶然」以上の何かを感じる。[二郎]を模倣したラーメン店は数多いし、途絶える兆しもないが、たまたまかはたまたまたまたか、異食種にもその波が押し寄せたのかもしれない。

触れてもあげられなかった「みそ汁」に同情の意を表すとともに、
「松屋フーズはジロリアン」の可能性を僕はここに提示する。
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牛への執着

吉野家、牛丼首位転落[YOMIURI ONLINE]
だそうで。

だから言わんこっちゃない。再三忠告してきたのに聞こうとしないからだ。今でも堂々と「牛丼」の看板をかかげるその姿に白けた視線を送る人々に気づかなかったとでも言うのか。

今年頭。まだ牛丼が日本から姿を消すちょっと前。競合の[松屋]は即座に「豚めし」と言うメニューを出した。それはOSメーカーが新しいOSを出す時の戦略にも似た、牛と豚の隙間をシームレスに埋める見事と言うよりは必然的な処置だったように思う。そんな中[吉野家]はマーボー丼やらカレー丼(これが非常に不味い)やら、なんだか焦点ボケしたメニューを下手な鉄砲の様に連射。松屋に遅れること数ヶ月してあたかも自分が考えましたとでも言わんばかりに自信たっぷりに「豚丼」を市場に投下。

早い物で今年ももう終わりに近づいている。そうこうしているウチになんと、[松屋]は中国産の牛肉を見つけ、「牛めし」復活!負けちゃいられん[吉野家]の打ち出したメニューは!?

焼肉

何故だ。。。。何故なんだ。何故そこまで来て「牛丼」が出せないのだ。なんだか天然ボケみたいで面白いぞ[吉野家]!でもやってることが良くわからん。まあ「牛焼肉丼」もそれはそれで美味しそうだけど。

※ちなみに牛丼首位に躍り出たのは[すき屋]です。
※[松屋]の新「牛めし」には何故かタケノコが入ってます。
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CAFE EATS 原宿

店舗外見若干特殊な仕事をしているとはいえ、サラリーをもらっている以上僕もサラリーマンの一人だ。そんなサラリーマン、またはOLたちに取って、昼飯と言うのは仕事中に堂々と会社を出ることができ、約1時間の間1日の中間地点の休憩として、くつろぎ、食を嗜む癒しの場である。だが、僕の場合は少々事情がことなり、1日に出来る作業に限界があり、しかも締め切りは待ってはくれないため、昼飯などに時間を割いている場合じゃないことも多い。要するに多くの場合、僕にとっての昼食は単なるエネルギー補給に他ならない。

とは言えいつもいつも片手で食べられるような物ばかり食べているのもわびしいのでたまにはブラリと街に出て食事したい事もある。もちろんあまり時間は食いたくない。

そんな僕にとって重宝しているお店がある。その名も「CAFE EATS」。僕の会社からは歩いて3分ほど。原宿駅からは歩いて10分ほどだろうか。いわゆる裏原宿よりもさらに裏の方。ちょっと寂れたエリアにポツンとある。

ブラウンチキンカレー


写真は「ブラウンチキンカレー」と言うメニューでサイズはM。値段は924円でドリンクが付く。いわゆる普通のカレー屋さんなのだが、ハッキリ言って別にこれと言って特別美味しく無い。値段も別に安い訳ではない。だけど僕はこのお店が結構好きだ。

店内ここは社員食堂の様に作り置きのルーがカウンターの向こうに並んでいる。そこにトレーを持って並び、店員さんにメニューを告げるとその場でルーとライスを手早く盛りつけ、好みのドリンクを聞かれる。そこでドリンクを伝えるとお会計をしてもらい、スプーンやストロー等は自分で取ってトレーに乗せる。この間実に1分程度。

「ランチのBセットで〜」「Bセットですとサラダかスープ2種類からお選びいただけますが」「じゃえーと、サラダで〜」「カレーのお味の方はいかがなさいますかー?本日のお勧めは牛肉カレーのヤサイドカモリインド風でございます。」「えーと、カレーはチキンで〜」「カレーと一緒にライスかナンの方がサービスとなりますがいかがなさいますか〜?」「ライスで〜」「デザートの方がお好みで4種類の中からお選びいただけますが」「デザートはCで〜」「ドリンクはいかがなさいますかー?」「アイスコーヒーで〜」「お飲物はいつお持ちいたしましょうか〜?」「食後で〜」などと言う時間のかかるようなやりとりの末、カレー到着までさらに15分などと言う嫌がらせは皆無だ。マクドナルドより速い。

店員さんも決して無愛想ではないが、別に愛想が良い訳でもない。「いらっしゃいませようこそCAFE EATSへ。ご注文の方お決まりでしたら承りまぁ〜す♪」の様な無駄な前置きも一切存在しない。カレーが食いたいと言う欲求にダイレクトで応答してくれる。実にシンプルだ。

そしてここのカレーは作り置きの為か熱すぎない。これは僕にとって重要なポイントだ。こんな所でアツアツカレーが出てきてみたまえ。そんなんじゃ何もかもが台無しだ。何が悲しくてアツアツのカレーをフーフー冷ましながら食べなければならないのだ。僕はサっと食ってサッと帰りたいのだ。ここのカレーなら適度な暖かさの為パクパクっと食べることができる。しかもランチを出すお店にありがちな「ランチタイム」などと言うくだらんシステムも無い。行ってみたら「すみませーん。ランチ終わっちゃったんですよー」なんて事が無いので、昼飯の時間が不定期な僕にも安心して訪れることが出来る。

さらに良いのがこの店の雰囲気だ。オシャレな内装に凝ってなんていやがるとそのインテリア代までが食事代に含まれているような気分になる。が、このお店の飾りと言えば、どこの国を意識しているのか知らないが、ガイコツだったり、コウモリの標本だったりさらにはアルマジロだったり、、。アルマジロって何だよ!と突っ込まざるにはいられない。とにかく怪しい。そんな中に無国籍のほんわかした変な音楽がまったりとかかっている。良い。なんか良い。妙に気が抜ける。

そして食べ終わった後も至って冷静。「お会計をお席までお持ちいたしますので少々お待ちください。」なんて言われてイライラ待たされることもない。食べ終わったらトレーを返しにいって、そのまま店を出られる。「ありがとうございましたー」と言う店員さんはこちらをチラリとも見たりしない。時に「スマイル」と表現される嘘で固められた表面だけの笑顔ももちろん無い。やる気すらあるのか無いのかよく分からない。いたってクールだ。一切の無駄がない。これこそ洗練だ。ソフィスティケイテッドだ。

この、店員と客が干渉し合わない。店は与える。客は食う。お互いが本来の目的1点にのみにしか関与しない。そんなスタンスが僕がこの店を好きな理由なのだ。

[CAFE EATS]
渋谷区神宮前2-31-9
tel:03-3497-5676
定休日:無休
営業時間(平日)
11:30 〜 22:00
営業時間(土曜)
11:30 〜 22:00
営業時間(日曜・祝日)
11:30 〜 22:00
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ハージ風・キノコソースのエビピラフ

昼飯を買いに表をブラブラ。ハッキリ言って会社の周りの飯屋も弁当屋ももう飽きた。昼時になっても食べたいものがない。おなかはすいてるのに単純にピンとくる食事が思いつかない。

などと思っているとちょっと離れた場所にあるam/pmまで歩いてきてしまった。仕方がない。今日はam/pmの[とれたてキッチン(ようするに弁当ね)]にするか。何気に種類も豊富でそれなりに美味しいし。

で、メニューの前で悩むこと数分。どうにも食べたいものがなく、無難に「エビピラフ¥336」と[ポッカ]の[じっくりコトコト煮込んだスープ:きのこポタージュ¥160]を購入。

ピラフ開発


と言う訳で事務所に戻ってこれらを食したのだが、どうにも美味しくない。ピラフもスープもどちらも美味しくない。ピラフはポソポソしている上に塩気が足りないのか味気ない。スープはしょっぱいばかりで甘味が無くややしつこい。

で、半分くらいスープを飲み終わった時にハッ・・・!と思い、おもむろにスープをピラフにかけてみたのです。すると!なんと言うことでしょう〜〜(加藤みどりfromビフォアーアフター風)美味しいじゃないですか!奥さん!お互いの悪い部分を補うようにクリーミーかつ芳醇。これなら高級レストランでも出せますって!

そんな訳であなたも是非おためしあれ。ただし冷める前に食べないと美味しくなくなります。
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SKYMALT

SKYMALT
コカコーラから発売された[SKYMALT]を買ってみた。

さっき外に出たときにあまりの暑さに「こんな日はビールを飲むしかない!」と思い、仕事中なこともあり、こんな時にこそこういう商品の存在意義が注目されるべきでしょ!と考えたのだ。

だけど、、、マズイ。マズすぎる。ちょっとびっくりした。よくこれ商品化されたな。興味本位で一度は買ってみる人もいるだろうが、リピーターは皆無だろう。ビールテイストを狙ってるらしいが、人工的な甘さが非常に気持ち悪い。まあネタとして飲んでみるのは良いかもしれないけど決してお勧めはしません。

[バクラー]の方がだいぶマシ。
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マックグラン

まっくぐらん
マックグランを食べた。広告の写真よか肉が薄すぎ。肉質もやっぱりマックの肉。フレッシュネスみたいなのを期待してただけにかなり物足りない。これならダブルバーガーとかで良いや。
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ミステリアスよかろうもん

江東区の三ツ目通り沿いに、[よかろうもん]と言う
博多ラーメンの店がある。

ここは本格長浜ラーメンを提供する都内でも数少ない
貴重な店である。

その強烈なまでに濃厚な豚骨スープは一度食した者を
魅了し続け、その過激なまでの豚骨臭は周辺の住民の
苦情の種となっていることであろう。

限りなくワイルドなスープは豚骨嫌いには
苦痛となるに違いない。しかしそれゆえに一度
その味を「旨い」と感じてしまうと、迷路のように
二度と抜け出せないほどにハマってしまう。
それが博多長浜マジックなのだ。

さて、その驚異とも言うべき長浜マジックに染まってしまった
この僕が夜な夜な猛烈に長浜ラーメンを欲してやまない
と言うのは容易に想像できるだろう。それは時として発作となり
夜中に僕を襲う。そんな夜は突然やってくるものだ。
そう。昨晩のように。

夜中1時半を回ったころ、、、僕はメールを書きながら突然こう思った。
「博多ラーメンが食いたい!」
しかし夜中の1時半だ。明日は会社。今日は我慢するかな。
僕はそう自分に言い聞かせたのだった。

30分後、急ぎ足で車に乗り込み、猛発進する1人の男の姿を
目撃した者がきっといたに違いない。
全国のラーメン好きの内、一体何人くらいの人が不審者と
間違われて周囲の住民を恐怖におとしいれただろうか?
そんな疑問がかすかに頭をかすめた。

よかろうもん。博多弁で「良い物」と言う意味だ。
この店の外見は黄色と緑で覆われている。

緑の地に黄色い字で「よかろうもん」。
店内のカウンターは黄色。店員のシャツは緑。
何というセンスだろう。。。
さらに狭い店構えに小汚い内装。
僕が豚骨好きでなかったら、インターネットで
噂を聞いていなかったら、決して
こんな店に足を踏み入れることはなかっただろう。

強烈な豚骨スープとはうらはらに店主は気の弱そうな
オヤジ。と言うよりはオヤジになりかけた兄貴と言う感じだろうか?
とてもあの弱そうな店主があんなパンチの効いたラーメンを
作っているとは思えない。

そんなギャップがまた、この店のミステリアスな部分をかもしだして
いるのだろう。

しかし昨晩の出来事はさらに神秘的だった。

2時20分。閉店約10分前に店に着いた僕は
スライド式のガラス扉を開け店内へと入った、
その瞬間!

足もとに仰向けに中年男性が倒れているではないか!
さすがよかろうもん。そんじょそこらの店とは違うと言う訳か。
僕も一応常連の一員なのだ。このくらいで驚いてたまるか。
懸命に平静を装う僕に、気弱な店主が話しかけてきた。

「あ、こちらへどうぞ。」
カウンターは満席なのでテーブル席に
案内されたのだが、目の前には床に横たわる
オヤジの姿が。。。
なんとも落ち着かないシチュエーションだ。。。

「あ・・・あの、、、ラーメンばりかた(※1)で。。。」
注文をすませてはみたが、やはり目の前で倒れている
オヤジが気になる。

数分後、倒れてるオヤジが突然目を覚ますやいなや、
じっと僕の方を見つめだした。

い・・・いや、、そんなに見つめられても、、、

どうして良いのか分からず目をそらすと
外から救急車のサイレンの音が聞こえるではないか。
そうか、きっとこの音で目を覚ましたんだな。。。
そう思っていると、オヤジは立ち上がり
「トイレ、トイレ。。。」
と言いながらよろめいている。

気弱そうな店主は「トイレはこちらです!」
と言ってトイレのドアを開ける。
なんとそこは僕の座っていた席の真後ろ。
常連ともあろうこの僕がこの店のトイレを知らなかったとは。。。
何故こともあろうに僕の真後ろでトイレの扉が開かれなければならないのだ!
なんと言う屈辱!これからラーメンを食べようというのに
目の前にはよろめくオヤジ、後ろには扉全開のトイレ、
この仕打ちはひどい。

などと思っている間に先ほどの救急車の音が激しくなってきた!
そして、ガラス扉越しに救急車が見えたと思うと、
店の目の前に停車し、5名ほどの救急隊員が急ぎ足で出てきたのだ。

そしてその内の一人の隊員がよかろうもんのドアをあけて
店内に入ってきた!

「どちらですか!?」

救急隊員が僕に訪ねてきた。

「は???」

と言いながらも状況は大体把握できたので、

「ああ、この人です。」

と、今まさにトイレに入ろうとしているオヤジを
指さした。救急隊員はオヤジをトイレの扉から引き剥がし、

「救急車に乗ってください!」

と言って尿意をこらえるオヤジを連れ去ろうとしている。

するともう1名の救急隊員が入ってきて、

「お酒は飲んでないんですか?」

と店主に尋ねる。
・・・。どう見ても飲んでるだろ、あほか、こいつ。。。

しかし気の弱そうな店主は丁重に答えていた。

「いや、うちでは飲んでないんですけど、店にはいってきたら
突然倒れて1分間くらいけいれんしてたんですよ。」

なんと言うはた迷惑な話だ。
けいれんするために店に入ってきたと言うのか。
いやがらせに近いではないか。

あっけなく、オヤジは救急車に連れ込まれてしまった。

数秒後、救急隊員が店に舞い戻ってきた。
そして、

「あの、肌色のウェストポーチがあるって言ってるんですけど、
どこですか?」

と僕に聞いてきた。。。。
だから、オレに聞かれてもさぁ、、、
そりゃたしかに向かい側の席に座ってるけど
知り合いじゃないんだってばよ。。。

結局肌色のウェストポーチは見つからず
救急隊員はそのまま店を出ていった。
だいたい肌色ってなんだよ。。。自分の
腹じゃないのか???

そんな出来事があったにも関わらず、店内の
客は何事もなかったかのようにラーメンをすすっていた。
もちろん僕もその一人だった。

よかろうもん。ここではそんな事件も日常茶飯事なのか?
店を出る時に3人のチンピラ風のガキんちょが
入店しようとしたところ、

「あ、もう終わり!」

と、気弱そうな店主が断っていた。

「んだよ!準備中って書いてあんじゃんかよ!」

ガキんちょは文句たれながらも立ち去っていった。
夜中の2時半に準備中のかんばんが出ていたら普通は
閉店ってことだよな。。。

それにしてもこの店でラーメンを食べたあとの達成感は
いつも充実感を与えてくれる。

ありがとうよかろうもん。これからも強烈なラーメンを
食べさせてください。

※1ばりかた:博多ラーメンでは麺の硬さを好みに調節してくれる。
普通、かためん、ばりかた、ハリガネ、粉おとし
の順に硬くなっていくのだ。ちなみに粉おとしだと本当にちょこっと
お湯につける程度。ほとんど生。

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※この記事は旧「P-38」diaryから移植しました。
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キヲクドロボウ予告-トリウッド版

▲撮影(Bカメ)とVFXを担当しました

▲テンプレートのコーディングを担当しました

▲オープニングムービーのCGを担当しました

▲パッケージイラスト、オープニングムービーを担当しました

▲ちょびっとだけCG合成を担当

▲ちょびっとだけCG合成とタイトルを担当

▲CG合成とタイトルアニメーションを担当

▲ちょびっとだけCG合成を担当

▲僕の弟くんの2nd.アルバム。お気に入り。

▲僕の弟くんのアルバム。かちょいいー。

▲僕の弟くんの参加アルバム。イイす。